ある年の11月が終わるころ、その赤ちゃんはやって来ました。
愛らしい顔立ち・・・しっぽふりふり・・・
主人・2人の娘・私。
そして、茶とら猫のちゃっくん。
そんな我が家に、ミニチュアダックスの赤ちゃんを
迎え入れることになりました。
これまで犬とともに過ごした経験は一度もありません。
父を失って間もない私を気遣った娘たちが、
父と由縁のあるミニチュアダックスを飼うことを提案してくれたのです。
父と同じお誕生日の子を、生まれ変わりとして迎え入れようと・・・
そんな流れで、初めて犬を飼うことになった私たちの
新しい暮らしをお話します。
初めて犬を飼う前に確認する大切なこと
とっても嬉しかったけれど、気分が落ち込んでいて
あまり準備に動けていなかった私に、娘から冊子が手渡され
「犬を飼う前に必ず読んでください。って言われたよ。」と。
そこには、飼う楽しさと同時に命を預かる責任があるという事が書かれていました。
ご飯とトイレのお世話とお散歩のこと
病気や怪我をする時もあること
お金もかかること
ある程度のスペースなどの住環境も必要なこと
鳴き声などでのご近所への配慮のこと
根気のいるしつけのこと
自分や家族に犬アレルギーはないか
自分が病気になったときのこと
10年~15年くらい生活を共にするということ
安易に途中でやめられないこと
やむを得ない事情で飼えなくなったときの引き取り先のこと
なにより大切な命であること
よく考えれば誰でもわかっているはずの当たり前のこと。
でも、改めて言葉に記されると、はっ!とさせられるとても大切なことでした。
子どもにもわかるように、とても丁寧にいろいろな例をあげて説明されていました。
そして、最後に、犬との生活はたくさんの楽しい思い出と、
純粋でまっすぐな自分への愛情が得られることを教えてくれました。
一生大切に預かろう!頑張ろう!と、その時、
私は、自分自身の気持ちを再確認できました。
その後、実際に犬と暮らしてみて思ったこと
私たちにとって、永遠に幼い大事な我が子・・・だということです。
赤ちゃんの時あんなに手のかかった娘たちは、
いつの間にか大人になり、自分のことは当然自分でする。
最近では、むしろ私がお世話になったりすることが多々あります(笑)
うちのミニチュアダックスも、今はもう大人になったけれど、
幼い子どもと同じで、相変わらず常に家族のお世話が必要です。
でも、愛情のすべてを私たちに注いでくれるとってもかわいい存在です。
心が癒され家族みんなが幸せな気持ちになります。
あの時読み進めた冊子に書かれていたことは、
全て本当のことで、当たり前のことで、とっても大切なことだと、
今だからこそさらに強く思います。
初めて犬を飼うときどこから迎え入れるか
犬を飼おうとしたとき
①ペットショップ
②ブリーダー
③犬の保護施設など
④犬を飼っている知り合い
などから迎えることになるかと思います。
今だったら保護施設からお迎えしたいと思いますが、
当時、犬と関わったことのなかった私たちには
そういった情報はほとんどありませんでした。
そして、全く経験のない初心者の私たちにはハードルが高かったかなとも思います。
実際、保護施設から譲り受けるにはいろいろな条件があるそうです。
それに当てはまらなければいくら気持ちがあっても引き取れないようです。
一度とても悲しい思いをさせてしまった子たちに、
二度と同じ思いはさせられないですものね。
みんな幸せになってほしいです。
ブリーダーさんから迎え入れる
私たちは犬種と生年月日という条件が決まっていましたので
ブリーダーさんからお迎えすることにしました。
娘がネットで調べてみつけてくれました。
かわいらしい三兄弟の写真。男の子・男の子・女の子。
父と同じお誕生日のミニチュアダックスの赤ちゃん。
ブリーダーさんと連絡を取りあい、会いに行くこととなりました。
新幹線で岐阜羽鳥まで。
さあ、出発です!!
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